青いカーネーションの装飾が施されたデザートプレートで、”WILD FLOWER” というシリーズの深皿です。

フランスのジアンとイギリスのイーノック・ウェッジウッドが、1967年にコラボして5年間だけ製造されたプレートです。その経緯はわかりませんが後ろに両社の刻印と握手のバックプリントがとてもユニークです。Made in France とありますので製造はフランスで行われたのでしょう。

英国らしい白磁に伝統的なブルー(デルフトブルー)のカーネーションと小花を散りばめた落ち着いた中にもチャーミングなデザインです。状態も良好です。

<ジョサイア・ウェッジウッド(1730-1795)とイーノック・ウェッジウッド(1813-1879)>

ジョサイア・ウェッジウッドはイギリス最大の陶器メーカー、現ウェッジウッド社の創設者。

イーノック・ウェッジウッドは1860年に “Wedgwood & Co” の創立者(正式には1835年に前身である “Podimore Walker & Co.” の運営に参加しています) なのでバックプリントには「EST.-1835」となっています。

二人は陶器で有名なスタフォードシャー州ストーク・オン・トレントの出身で、ジョサイアはバーズレム、イーノックはタンストールの出身でした。二人は遠い従兄弟だったようです。

1813年、ウェッジウッド&カンパニー(Wedgwood & Co.)の名を最初に使用したのがイーノック・ウェッジウッドで、その後、1960年に社名をイーノック・ウェッジウッド・タンストール.LTD(Enoch Wedgwood (Tunstall) Ltd)に変更しました。本品はその時の刻印になります。

・France 1967-1971’s

・サイズ:直径21.5cmx高さ4cm

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