Paper Doll / The Mills Brothers
ミルズ・ブラザーズ / ペーパードール 1942
ミルズ・ブラザーズは、アメリカンオールディーズのアカペラグループ。ドナルド、ハーバード、ハリー、ジョン・ジュニアの4人兄弟のカルテット。ミルズ兄弟は1915年頃、米国オハイオ州ピクアで9人家族に生まれました。1931年の「タイガーラグ」でレコードデビュー。
「ペーパー・ドール」は1915年にジョニー・S・ブラックによって書かれた作品ですが、当時は特にヒットすることもなく、ミルズ・ブラザーズが1942年2月18日にこの曲を録音した時も「I’ll Be Around」のB面でした。ところが発売後、B面だった「ペーパー・ドール」は大ヒットし、全米チャート1位を獲得しました。
慈善イベントの雑誌でダンスパフォーマンスを宣伝するドロシー・ダンドリッジ。写真を切り抜き、紙人形を地面に立たせるとダンドリッジは生き返ってダンスを踊り始めます。ミルズ兄弟4人が身を乗り出して見守る中、人形のように小さなドロシー・ダンドリッジが踊る姿はとても魅力的です。
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『紙人形を買いたい・・・』から始まる歌詞は、恋に破れた男の子が気まぐれな本物の生きた女の子を持つより、自分のものと呼べる紙人形の方が好きだという切ない歌詞に始まります。