ポリクロームの装飾と花飾りが美しいファイアンス焼きのボウル。

18世紀のサンスニー陶器工場で製造された陶器です。

サンスニーは北フランスのピカルディーにあり、南はクーシーの森に接し、北はオワーズ川に囲まれた小さな町です。18世紀初頭頃から陶磁器、特にファイアンス焼きが製造されるようになります。

16世紀のノルマンディーのルーアン製陶工場や、ブルゴーニュのヌヴェール製陶工場の影響を大きく受けています。陶芸家たちは独自の作品を創造するためにサンスニーに引っ越してきました。その後、サンスニー製陶工場(Faïence de Sinceny)は1713年に設立され、ファイアンス焼は1887年まで続きました。

サラダボウル程の縦長のオクトゴナルな形で、薄青色の地の器の中心には素朴なお花の絵柄、廻りの縁には〇を中心とした素朴で原始的な模様の装飾が描かれています。

経年変化により表の釉薬は薄く、裏側は厚く残り、光沢もしっかり残っています。絵柄の上部には大きな亀裂が入っていて、裏面にクリップ修理の痕が有ります。

また裏面には壁掛け用に2つの紐を通すための穴が2つ開けてあります。

フランスの古いノスタルジーを感じさせてくれる一品です。

・France 18世紀

・サイズ:30cmx23cmx高さ5cm

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