
ポルトガルのビアマグ トランスファー陶器 Massarellos C&W
Fábrica de Louça de Massarelos は、ポルトガルの最も古い陶器工場のひとつです。
1766年にポルトガル北部の街マサレロスで、マヌエル・ドゥアルテ・シルバ(Manuel Duarte Silva)によって設立されました。18世紀当初 (1766-1819 )の装飾は大変シンプルで、19世紀(1819-1845)には滑らかでエンボス加工されたタイル、衛生陶器、芸術作品まで生産されていました。
20世紀(1912~)に入ると工場の経営は英国人のアーチボルド・ジェームズ・ウォールと妻の息子チャールズ・F・チェンバーズに引き継がれ、マサレロス・チェンバーズ&ウォール(Massarellos C&W)を設立しました。本品はこの頃の物です。
当時、ヨーロッパの各地の窯が作っていたウィローパターンのトランスファーウェアなど、様々な英国様式のデザインモチーフの食器の製造を行いました。
Massarellos C&W は1920年にマサレロス工場を火事で焼失しました。その後生産はボンフィン教区にあるキンタ工場で行われますが数年後に閉鎖となります。
本品も典型的なウィローパターンのトランスファーウェアです。ポルトガルではこのモチーフのことを「カヴァリーニョ」Cavalinho (ポルトガル語で仔馬のこと)とも呼ぶそうです。
・Portogal 1912-1920
・サイズ:口径9.5cm×高さ11cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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