BOUILLON OXO DE LA CIE LIEBIG

カップの側面に “BOUILLON OXO”(ブイヨン オクソ)、”Compagnie Liebig” (カンパニー リービッヒ)とプリントされています。OXOはイギリスの肉エキスやビーフストックキューブ、ブイヨンなどのブランド名。

“Liebig Extract of Meat Company” は1865年にドイツ人化学者でビーフエキスのスペシャリスト、ユストス・フォン・リービッヒによってロンドンで設立されました。1873年、リービッヒは南米ウルグアイに工場を設立し、後に “OXO” という名前で販売されるコンビーフの缶詰の製造を開始し、工場があったウルグアイの町であるフレイ・ベントス(Fray Bentos) という名前でイギリスで販売されました。Fray Bentos のコンビーフは安価で栄養価が高く労働者階級を中心に爆発的な人気となります。Fray Bentos の名はコンビーフの代名詞になりました。

コンビーフ缶詰は重さがわずか1 ポンドで簡単に持ち運びできるため軍の食糧として採用され、南アフリカのボーア戦争より第一次、第二次世界大戦でもFray Bentos のコンビーフは、イギリス軍に供給されました。これにより会社の利益は大幅に増加しました。

その後もより安価な肉抽出物製品を開発し、リービッヒの死後、1911 年にOXO固形ブイヨンキューブを商品化します。OXO は多くの国で商標登録され、Fray Bentos 工場は1968年まで生産を続けました。

オクソブイヨンについてはカップよりその歴史を調べている方がおもしろい。また OXO というとブイヨンキューブの入っていた小さな缶(tin)が有名です。本カップは現地のディーラーは20年代と言っていたが、100年も前の物とは思えない。オクソのカップは近年も製造されていて正確な年代はわかりませんが、1970年頃のヴィンテージ品ではないかと思います。

北フランスのブリュロのようなサイズ感と厚みがあります。キズ、割れ、破損、貫入などは無く、状態は良好ですがソーサーはありません。

・England 

・サイズ:口経7.5cm×高さ9cm

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

ONLINESHOP

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