先日、フランスよりやってきた白い陶器製のスーピエール。スープチュリーンとも云います。 スープを入れる大きめの容器のことで食卓で取り分ける際に使います。 これから少しずつご案内をしていきたいと思います。本日は3つめのご紹介です。

蓋のあるものが通常ですが蓋が残っていないものも多く、本品もそのひとつになります。両側に装飾的な持ち手が付いているフォルムの美しいスーピエールです。スープを入れる以外に果物を入れたり、お花を飾って頂いてもとても素敵です。店内ではお花や宿り木を飾って展示しています。

Lunéville は18世紀初頭、ロレーヌ地方の町リュネビルに開窯したフランスの古窯です。刻印に “Opaque” と書かれていますが、これはフランス語で「透明でない」という意味。同じ白でもマット(艶消し)な仕上がりになっており、よりアンティーク感を高めています。めずらしくてとてもいい感じです。

今回仕入れた中で一番デコラティブな持ち手の付いたスーピエールです。植物の文様がレリーフされているのですが、横から見るとフランスの古いロマネスク教会の上部(柱頭)から飛び出た魔よけの怪物たちを彷彿させます。

・France 1800年代後期

・サイズ:直径27cm(ハンドル含む)x高さ15cm

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