リモージュ磁器

リモージュ磁器は1700年代後半から1930年頃まで、フランスのリモージュ市周辺の工場で製造されたハードペースト磁器を指します。

リモージュでのハードペースト磁器の製造は、近郊の鉱山よりカオリンが発見されたことによって、1771年よりテュルゴー工場が設立され、ルイ16世の兄弟であるアルトワ伯爵の援助を受けました。リモージュは1730年代は平凡な陶磁器を生産する小規模産業で、経済的にも困窮している地域でしたが、1768年にフランスで最初に発掘されたカオリンの採石と、ペタンツェに類似した材料の発見により、中国の磁器に類似したハードペースト磁器の生産で一躍大きな発展を遂げます。リモージュ近郊のサン=ティリュー=ラ=ペルシュ工場は、その後1784年にフランス国王ルイ16世によって購入されました。

フランス革命後、多くの民間工場がリモージュに設立され、その主力製陶工場はハビランドであり、現在も残っています。「リモージュ磁器」とは、特定の工場で生産されるのではなく、リモージュ近郊で生産される磁器の総称です。リモージュは19世紀にフランスで最高の磁器製造都市として確立された地位を現在も維持し続けています。

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