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オランダデルフトにて出会った天使の絵のピッチャー。羽根を広げた天使の絵柄とブルーの大きな花、そしてLa Peix(平和)の文字が描かれています。裏のマークから窯は読み取れなかったのですが、フランス語などが描かれていることからおそらくフレンチ・デルフトと呼ばれるものではないかと推測します。
デルフト焼きはオランダ南ホラント州のデルフトにて16世紀より生産されている陶器です。デルフトブルーと呼ばれる青が特徴の美しい陶器です。そのデルフトの陶工がフランスやイギリスに移り住み、その各地で窯を開きファイアンス陶磁器などを制作していったとされています。
17世紀のオランダ人画家、フェルメールの絵の中にもよく見ることができます。フェルメールの有名な絵、「牛乳を注ぐ女」の片隅にもデルフトタイルが見えていますね。デルフトで生まれ育ったフェルメールは、作品の中に多くのデルフトの陶器を描いていました。
デルフトの地にて、天使が羽根を広げ軽やかに飛ぶ姿が、デルフトブルー一色の中でひと際目立ち、どこか人間らしい、愛嬌のある顔をしていて思わず手に取った品です。錫釉のファイアンス特有の滑らかな白い肌とブルーを基調にした色合いの美しいピッチャーです。
・France (Holland): 1820~1860年
・サイズ:径10.5(一番膨らんだ部分)×高さ15cm
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