ハインリッヒ・フォン・ギンボーンは、1855年にドイツ、エメリッヒ市で化学薬品工場である彼の薬局の裏で、医療用品やインクや接着剤を販売し始めました。

1893年に彼の息子マックス・フォン・ギンボーンがオランダ、ヘーレンベルクにあった工場を引き継ぎ、最終的に彼は1902年にオランダで自分の会社を設立しました。その後マックスはオランダ国籍を取得、社名もドイツ名からオランダ名に変更されました。「Van」は「von」のオランダ語版です。しかし社名は「H.Van Gimborn」としました。「H」は父ハインリッヒのイニシャルでした。

1931年に会社はペリカンに吸収されましたが、Gimborn ブランドは大部分が独立したまま継続されました。1951年、ギムボーンで最初の万年筆モデルが、ペリカン140シリーズに少し似た形で発表されました。この万年筆の一部はペリカンで製造されました。1981年、Gimborn BV の社名を Pelikan Nederland BV に変更し、Gimborn の名での商品の製造は終了しました。

本品のキャップはベークライト製で、以前ボトルの蓋はコルク栓が使われていたそうです。1939年以降はベークライト製のスクリューキャップに変わりました。インクボトルのキャップと紙ラベルには、地球儀にインクを注いでいる小さな人物が描かれており、これは1925 年から使用されていて「タイタン」と呼ばれているそうです。

本品にインクは入っていません。その代わり経年変化で粉末になったインクの残粉末が少し入っています。色はブラックです。

・オランダ 1950’s 頃

・サイズ:直径5.9cmx高さ7.4m

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