ラチェット 回転する音の鳴るおもちゃ

ラチェット(Ratchet)は、歯車と薄い木片などの舌から成る。舌の一方を固定し他方に歯車を合わせ、歯車が回転すると歯車の歯が舌をはじき(ラチェット機構)、これによって音が出る仕組み。これが継続するとガチャガチャガチャガチャ・・・と大きな音がします。

持ち手部分を手などで保持して、連動した歯車をハンドルで回して音を出すもの(ハンドル式)と、ハンドルをつかんで全体を振り回して音を出すもの(振り回し式)があります。

ユダヤ教のプーリームの祭りでよく使われる楽器であり、この祭りでエステル記を読む時にハマンの名前を言いながら、この楽器を鳴らして発声をかき消すという慣習がユダヤ教にあるそうです。

日本の民芸にも良く似た楽器が見られ、歌舞伎の下座音楽にも用いられている。

チャイコフスキーの『くるみ割り人形』で、人形が夜中に動き出す場面でも使用されています。

本品はフランスより買付けたラチェットです。詳細はわかりませんが、グリーン色の本体部分と赤の羽根のコントラストがかわいいです。軸部分は古い四角釘でしっかり固定されています。状態は良好で今も振り回すとガチャガチャと音をたてています。

・France 年代不明

・サイズ:軸11.5cmx羽12.4cm

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