Louis XV Boulenger Choisy le Roi ルイ15世という名前のサービスプレートです。

ルイ15世はブルボン朝第4代のフランス国王(在位1715-1774)また、ルイ15世の公妾だったポンパドゥール夫人(Madame de Pompadour)

ルイ15世とポンパドゥール夫人の時代は、フランスを中心に優雅なロココ様式が花開いた時代でした。

ロココはロカイユ(rocaille)に由来する言葉で岩を意味します。主にバロック時代のグロット(庭園洞窟)の特徴的な貝殻の装飾を指します。それが転じて貝殻の曲線をより強調したインテリア装飾をロカイユ装飾と呼ぶようになりました。ロカイユ装飾はイタリアの貝殻装飾に由来すると考えられていますが、貝殻よりも植物の葉のような複雑な曲線を用いた特有のものをいいます。

本プレートもまさにロココ様式で作られた家具のような装飾を、優しい茜色で飾りつけています。表面には全体に薄く貫入が見られます。詳細は写真でご確認ください。割れ、ヒビ、傷などはなく、表面の釉薬も良好です。

1730年代のロココ家具

裏面には Choisy-le-Roi Hte Boulenger & Cie、Louis XV と刻印があります。

Porcelaine de Choisy(ショワジー・ル・ロワ)の製陶工場はパリにほど近いヴェルサイユのイル・ド・フランスの南の地で1805年にバイヤール三兄弟によって設立された古窯です。

・France 1900’s前後

・サイズ:直径23.4cmx高さ3.4cm

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