ラ・フォンテーヌ寓話の物語『ウサギとカエル』をモチーフにした可愛い絵皿です。

『ウサギとカエル』は、1668年に出版されたラ・フォンテーヌ寓話集の最初のコレクションに収録されている第2巻の14番目の寓話です。

水辺に佇むウサギとそれに驚いたカエルが池の中に逃げ込む姿が描かれています。また右側には『ウサギとカエル』の原文がプリントされています。ウサギがガルーのようです。

縁に2カ所欠けがあります。

ジャン・ド・ラ・フォンテーヌ(1621-1695)は、17世紀のフランスの詩人でイソップ寓話を基にした寓話詩で知られています。ブルボン朝ルイ13世から14世の時代ですね。有名な格言に「すべての道はローマへ通ず」や、ことわざ「火中の栗を拾う」などなどがあります。 

フランスの小学生はフランス語の授業で彼の寓話詩を数編ほど暗唱するそうです。フランス人なら誰もが知っていて一生忘れない寓話詩作家です。

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『ウサギとカエル』のお話

ある日、いつもびくびくしながら生きているのが嫌になったウサギが、池に飛び込んでひと思いに死んでしまうおうと決意をします。池に飛び込もうとしたその時、ウサギに驚ろいた池のほとりにいたカエルたちが慌てて水に逃げ込みます。それを見たウサギは自分たちよりもっと弱い生き物がいることを知ります。そして死ぬのを止めるというお話です。

このお話しは、不幸せな人は自分よりも不幸せな人を見ると安心するものとだいうことを教えています。

ウサギは自分たち以上に臆病な動物がいると分かり身投げをやめたというお話。

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バックプリントには、G.D. Paris DEPOSE とあります。これはパリを拠点とする芸術家ジョルジュ・ドレフュス (Georges Dreyfus) の工房のこと。それまでいくつかの陶器工場で作品を制作し登録した商標で販売していました。1890年、フォンテーヌブローの南にあるモレ・シュル・ロアンに独自の工房を設立します。陶器工場は1933年に一時的に閉鎖されましたが、その後再開されることはなかったそうです。

カエルの横にドレフュスのサインが入っています。

・France 1900年代前後

・サイズ:直径20cmx高さ2cm

・ONLINESHOP

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