古くて分厚いガラスは気泡がたくさん入っていたり、成型する時点のまだガラスが液状だった時の波紋が残っていたりします。本品は1920年頃の古いフランスのガラスですが、その類でブルーとグリーン色の透明感がとても美しいガラスです。ものによって違いますがガラス厚は1cmはあります。

私は小物入れと言っておりますが実はそうではないようです。初めは灰皿かと思いました。これは鋳鉄製温水ラジエーターの脚に置くガラス製五徳(コースター)だそうです。ヨーロッパの暖房は古くから温水ラジエーター(パネルヒーター)が主流でした。

ストーブの脚から伝わる熱から床を守るために脚の下に置くものだそうです。ラジエーターから漏れ出た微量の温水から床を保護したり、モップをかけたりヤスリをかけたりする時にストーブの脚が濡れて錆びるのを防ぐための治具だったようです。また幅広のコースターによって重量を分散したりして床を守っていました。本来はこんな役割をしていたもののようです。

実際何に使うかは自由ですので、是非色んな用途を工夫して頂ければと思います。因みにガラスが厚い分結構重いです。サイズは手のひらに乗るくらいです。ブルーとグリーンの三角形の物には内側に “DEPOSE” と星マークやアルファベットが型押しされています。グリーンの丸形コースターはエンボス加工が施されています。

こちらは東京蚤の市にお持ちしたいと思います。

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■グリーン三角型 @3850-

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■ブルー三角型 @4400-

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■グリーン丸型 @3300-

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