月桂樹のメダリオンに描かれたルイ16世の横顔と花と葉のガーランドで飾られたグリーン色のオーバル皿
先日ご紹介しましたサンタマンのルイ16世、こちらはオーバル皿になります。
デザインは前回同様、ルイ16世の優しい肖像が描かれています。ルイ16世はフランス革命の末、断頭台の上がる悲惨な最期を遂げました。しかし実際にはとても国民思いな良き国王だったという話もあります。当時、マリー・アントワネットが数々のスキャンダルで世間を騒がせていたにも拘わらず、国王の威信が堕ちるということはなかったそうです。また、ルイ16世自身の贅沢ではなく、ルイ14世、15世時代の財政は既に破綻しており、それを受け継いだ16世は、即位直後から財政難に悩まされ続けたと言われています。
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本品は北フランスの古窯、St.Amand et Hamage Nord の作陶です。
ルイ16世 (在位1774-1792) はブルボン朝第5代のフランス国王。ルイ15世の孫。王妃は神聖ローマ皇帝フランツ1世と皇后マリア･テレジアの娘マリー･アントワネット。 在位中の1789年にフランス革命が起こり、1792年に王権が停止し翌年処刑されてしまいました。
ルイ16世の時代はそれまで主流であったロココ様式から脱却した新古典主義が広まった時代でした。古代ギリシャやローマ美術の影響を受け、曲線は直線に置き換わり、左右対称を基本とした構成に女性的繊細さを併せた様式として流行しました。
本品もそういったルイ16世時代の様式をもとにデザインされています。モチーフはヴェルサイユ宮殿の庭に咲いたバラでしょうか。古い深草色で転写されています。長尺寸法が33cm位の大皿です。裏面の刻印のフォントは19世紀の終わりから1950年ごろまで使われていたもので、詳細な年代はわかりません。本品は恐らく1900年代前後と思われます。貫入、染みがございます。欠けやヒビはありません。表面の釉薬は光沢があります。在庫は２枚です。
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・France 1900’s前後
・サイズ：縦23.3cmｘ横33.5cmx高さ4.1cm
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