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スタッフォードシャーのトランスファー陶器のカップが届きました。

印刷の転写技術は18世紀後期のイギリス産業革命で始まったプリント方法のひとつです。銅板表面にニードルで絵柄を削り、腐食させ凹凸を作ったものを版として印刷しました。その後、紙に印刷したものを陶器へ写し取るという技法により細かな描写を表現することができ、また大量に生産することが可能となりました。

イギリスでトランスファー陶器は、1825年頃から1855年までヨークシャーのストックトン・オン・ティーズで製造されていました。転写印刷技術(トランスファー)にて陶器を制作し、ベルギー、オランダ、ドイツなどへ輸出していました。多様な種類の陶器を多く制作していましたが、当初は茶器が主流だったようです。

今回も大小のボウル、カップ&ソーサーなどの茶器がメインになります。

トランスファー陶器の特徴のひとつとして、小さな茶器やプレートの中に閉じ込められた物語のような絵柄があります。これはタイトルや番号でリスト化されています。「ビクトリア」や「ガーランド」に見られる花や背景の模様などには、シノワズリーやアラベスクといった要素も含んだ独特の魅力を持つ茶器たちです。

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