
The Virgin With Angels 天使と聖母(1900’s)William Adolphe Bouguereau
ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905)は19世紀のフランスの画家。フランスアカデミズム絵画を代表する画家で、神話や天使、聖女を題材とした絵画を多く残しました。
聖母マリアが玉座に座り赤ん坊(イエス)を抱き、天使たちがイエスの生誕を賞賛、賛美している様子が描かれています。本作はブグロー晩年の最高傑作のひとつで、原作は現在パリのプティ・パレに所蔵されています。
本品は、1857年にパリに設立された写真スタジオ “Maison Ad. Braun & Cie.” によって制作されたものです。 Maison Ad. Braun & Cie. はフランスの写真家ジャン・アドルフ・ブラウン(Jean Adolphe Braun 1812-1877)とその息子アンリとガストンによって設立されました。
設立当初、アルザスの田園風景など主に風景や建造物の写真の撮影をしていました。これらは “L’Alsace photoiée” として出版され、多くのサロンやパリ万博にも展示されます。
“Maison Ad. Braun & Cie.” は、1883年にはルーヴルの絵画の写真を配布する権利の独占権を取得しました。プラド、バチカン、アルベルティーナなどが所蔵する有名な芸術作品など、同社が他の重要なヨーロッパの美術館の芸術作品の写真複製を配布する権利も持っていたことを示しています。
本品は皇帝の公式写真家、フレデリック・メイヤーとピエール・ピアソン(ad,1822–1913)の二人の写真家によって制作されたものです。
チーク材のようなブラウン色の木製額に内枠の細い部分に僅かな金彩が残っています。ガラス付きです。内部は開いていないので状態はわかりません。
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フレームの裏側に表示
Ancienne Maison Mayer & Pierson House – Maison AD.Braun & Cie – Braun & Cie, Succrs
Editeurs Photographes Officiels du Louvre et des Musees Nationaux
GRAVURES,ENCADREMENTS
ルイ・フレデリック・メイヤー&ピエール・ルイ・ピアソン
編集者 ルーブル美術館と国立美術館の公式写真家
彫刻、フレーム
・France 1900年初期
・サイズ:23.5cmx33.5cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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