前々回の記事に続き、少しめずらしい小さめサイズのオルモル装飾のガラスフレームです。

上部は美しい花飾りアカンサスのファニアル(装飾オーナメント)で飾られています。

ガラスの厚みは約8ミリの厚さがあります。右上と左下の角に損傷があります。古いものなのでガラスは割れていないものが殆どありません。本体のイーゼルは後部の支柱部分にスプリングが入っており上下にスライドします。正常に作動するのでそのまま立てて使用できます。

なかには19世紀の男性の写真が入っています。写真の下部に “Pibworth photo” のプリントがあります。これは写真店の名前、”Southampton” はイギリス南部の街の名前です。写真は交換可能です。

オルモル(ormolu)とは真鍮やブロンズ、銅などに金彩(金メッキ)を施す技術のことで、一般的にはその技術を施した装飾のこと全般を意味します。18世紀頃から高価な家具や額縁、このような写真スタンドなどのファニアル装飾オーナメントとして使われていました。

フランス語ではブロンズドレ(bronze doré)と呼ばれ、真鍮や銅といったゴールド色の金属に金でメッキ加工されたものを言います。

・England 1880’s

・サイズ 縦13.5cmx横6.8cm(ガラス:縦10.4cmx横6.8cmx厚0.7cm)

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

ONLINESHOP

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