19世紀のフィレンツェの女性のポートレート、すべてオリジナルのままの古いアイテムです。
こちらはフランドル派のオランダ人画家ペトルス・クリストゥス(1410-1475)が描いた肖像画『若い女の肖像』の複写です。
描かれている少女は、イングランドの貴族タルボット家の第2代シュルーズベリー伯ジョン・タルボットの娘のアンかマーガレットで、10~20歳くらいだといわれています。
原画はルネサンス期の15世紀後半頃、クリストゥス最後期の傑作と言われています。オーク板に油彩で描かれた板絵で、当時、メディチ家が購入し、現在はベルリンの絵画館に所蔵されています。
斜め上に引き上げられた後頭部には当時流行したヘニンと呼ばれる帽子のような頭飾り、長い首、広いおでこ、細い眉、当時の女性の美しさを象徴するような貴婦人の描写です。
小さな楕円形のフレームは恐らく石膏製で表面にはまだ金箔が残存しています。キャンバスはシルクで保護ガラスはありません。こめかみから向かって右の部分に僅かな染みがあります。
裏は2重の紙張りで真ん中あたりが破けています(写真参照)
全体的に非常に良好で美しく貴重なアイテムです。
・Italy 19世紀
・サイズ:縦13cmx横11.5cmx厚み2.5cm(max)
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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