10周年も終わり、暫くは、少し落ち着いたアンティークアイテムをご紹介していきたいと思います。
ダゲレオタイプは写真の歴史の中で最初に商業的に成功した最も古い写真プロセス(1839~1860年)です。発明者ルイ・マンデ・ダゲールにちなんで名付けられました。
銀メッキの銅板に画像が映し出されています。額本体は恐らく木製で焦げ茶色のエンボス紙が貼られています。
枠は3層になっていて、一番外側は金彩が施された痕が少し残っています。真ん中はベルベット生地がクッション代わりに使われています。一番内側は金メッキの真鍮でそれぞれ異なった装飾がされています。正面はガラスで保護されています。非常に華やかです。下の写真のように内枠部分より額縁より写真本体を取り外すことが出来ます。写真の裏側は銅板が貼られています。
どちらも19世紀後期のアイテムで、手のひらサイズのフレームに、小さな可愛いらしい男の子と女の子の写真が映し出されています。
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■ダゲレオタイプ Daguerreotype とは
最も早く公表された写真術。銀メッキされた銅板の上に画像を形成します。フランス人のダゲール(Louis Jacques Mandé Daguerre 1787-1851)が考案し、1839 年 1 月に発表しました。この年が写真発明の年とされています。感光面をレンズ側から鑑賞するため左右逆となる画像は解像度が高く、美しく鮮明なもので、見る角度によってポジにもネガにも見えます。肖像写真に多く用いられ、大流行した写真術です。(東京都写真美術館資料より)
・France 19世紀
・サイズ:縦7.5cmx横6.2cmx厚み0.8-0.9cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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