最近 Jテレで再放映している「ヒロシの迷宮グルメ異郷の駅前食堂」を観るのが楽しみのひとつになっているツバメマルクトです。毎週水曜日(20時~)なので昨日も観てました。

迷宮グルメは、「ヒロシです….」でお馴染みの芸人のヒロシさんが世界を巡って見つけた駅前の食堂で食事をするという旅グルメ番組です。英語もあまり話せないヒロシさんが臆することもなく食堂に入って行き現地の人と接する姿と、グルメ番組特有のグルメレポートのかた苦しさ(言葉選び等)など微塵も無い「うまい」の一言でばくばく食べる姿が見ていて楽しいのです。

ツバメマルクトも買付けの際には自炊以外に時々外食をします。高級レストランなどにはもちろん行きませんが、カフェでの軽食やビストロなどヒロシの迷宮グルメならぬ買付け定番グルメ異郷の食堂、な感じです。今回は買付け仕事の途中での思い出の異郷の食堂をご紹介します。

今回はベルギー編。

ブリュッセル南駅から北へ通ずる大通りからひとつ入った路地裏の角の洒落た感じのカフェ。こじんまりとしたカフェで、ヨーロッパ特有のガーとかギギギーとか椅子を引く音が店内に響く、そんなカフェです。

この辺りにはおじいさんが経営しているミニカーコレクションの店や、イタリア人の男性の経営する小さなおもちゃコレクションの店があり、ベルギーに行った際には足しげく通っていました。(残念ながらミニカーコレクションのお店は3回目に行った時には閉店してしまっていましたが)そんな地区でもあるので、いろいろなお店を巡った後少々疲れた時にここのカフェを利用していました。

ここのカフェの素晴らしいところは何と言っても猫がいるところです。(ツバメマルクトでは犬と猫がいればどこでも素晴らしい店と称されます)厨房から出てきては、入口近くに座りお客様をお見送り。そして誰も猫だ!と騒がないところがさすが外国。(小さな日本人は触りたくて仕方ない)

決まって注文するのはボロネーゼ。「パスタ」ではなく、スパゲッティの部類に入る感じです。これでもかとかけられたチーズはお願いしたわけでもなく、これがスタンダード。そして熱々と甘々のミントティー。スパゲッティは「うまい」です。奥に見える(どろどろし過ぎて)飲むより食べるといったスープも「うまい」です。隣にあるのはクロックムッシュ(トーストしたパンにチーズとハム)。もうなんでも「うまい」です。

前々回のヒロシで、ブリュッセル聖カトリーヌ教会そばのメル・デュ・ノール出てましたね ↓

ここはおススメ!安くて美味しい魚屋さんがやってる立食ビストロ。ヒロシさんも食べてましたがここのクロケットは外せないー!

左クロケット、右ガーリックシュリンプ、上生ガキ、白煮魚の揚げ物、揚げ物についてくる店特製のタルタルソースが最高に美味しい!

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次はブリュッセルから電車で2時間ほど離れた小さな街のカフェ。

ここは日曜に午前中だけマーケットが開かれる場所なので、暗い早朝からブリュッセルを出て朝ごはん抜きでマーケットを回らなければならず、昼ごろにはへとへとになってしまう体力的には厳しい場所です。

出店者が店じまいを始めたころ、ようやくご飯となり中心部のこのカフェへ転がり込むのです。

ここで注文するのはスープです。どこに行ってもスープは間違いなく美味しい。帰国し、何がどう入っているのかだいたいの予想で作ってみたりするのですが、どうしても敵いません。お手上げです。

そして隣の席からは本日の戦利品の自慢大会が始まります。次から次へと出てくる小さなクマ!クマ!クマ!えーそれどこに売ってたの?と悔しがる小さな日本人に、これでもかと見せつけるイタリア人。(イタリアからバカンスで来たらしい)その後場所を教えてもらってツバメマルクト店主が食事もほどほどに買いに行きました。(その時は3体ほど手に入れました)その節はありがとうイタリア人。

最後はブリュッセルの中心部、グランプラス近くの老舗Chez Léonです。パリ モンパルナスにもお店がありました。

ここはご存じの通り、ムール貝のワイン蒸しが有名です。他にもカルボナードと呼ばれる牛肉のビール煮込みも美味しいです。が、毎度ポテトの量が多すぎる。ベルギーはフリットと呼ばれるポテト発祥の地とされているので、どこにでもポテトが付いてきます。

ムール貝は単品で注文すると大きなココット鍋いっぱいに入って出てきます。幾つ入っているのか数えましたが、70を超えた辺りで数えるのを止めました。そしてもちろん全部食べたので、次の日の私の体はムール貝で出来ていると言っても過言ではなかったと思います。ムール貝はハーフセットメニューもあるので、どうかそちらをお勧めします。

遥か遠く異郷を旅して見つけた味わい深いグルメと思い出。安価な値段でいかに美味しい物を見出すか!

ツバメマルクトの迷宮グルメ異郷の駅前食堂、いかがでしたでしょうか。次回まで、ではでは。

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