
フランスの古い茶瓶で海に浮かぶ帆船と蒲(ガマ)のような円柱状の穂を持つ南洋植物が描かれています。卓上で茶葉を入れるために使われていたものと思われます。
陶器あるいは Terre de fer に直接絵付け職人によって、ひとつひとつ手書きで描いたものでプリントや転写ではありません。
Choisy le roi はパリ近郊のフランスの古窯で1805年から1938年まで存在していた窯元です。刻印より本品は19世紀後期の普仏戦争の頃、フランスの敗戦によりナポレオンの第二帝政が崩壊した時代の作陶と思われます。
1889年、同じショワジーにあった窯元、H&B de Choisy(Hyppolyte-Boulanger)(イーポリト・ブーランジェ) と合併、1920年にクレイユ&モントローと合併しまもなく閉窯しました。
蓋部分に2.5cmほどの長さの細いヘアクラックがあります(こちらは使用するにあたって特に影響はありません) 蓋上部の表面釉薬の貫入と染みが散見されます。内部に数か所の丸い小さな染みが所々にあります。詳細はお写真にてご確認ください。
漁をする漁師たちの姿が小さく描かれていて大変素朴な絵柄になっています。またアクセントに使われているブルー色(特に高台部の褪せた青色)がとても印象的で気に入っています。
・France since 1878’s
・サイズ:直径7.5cmx高さ10.7cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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