エミール・ブルジョワ(Emile BOURGEOIS)のスズランの平皿、デザート用とディナー用のうちディナー用を再入荷しましたので本日オンラインショップに掲載致しました。

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スズランの花をモチーフにした柔らかで気品のある絵柄です。淡い水色の色彩は強調せず素朴でノスタルジック、農村の風景を思い出させるような感じがあります。フランスでは16世紀頃より5月1日に愛する人や、お世話になっている人にスズランを贈る習慣があり、もらった人には幸運が訪れると言われています。フランス語でスズランをミュゲ(muguet)ということから、「ミュゲの日」とも言われています。

本品は19世紀後期の古いお皿ですが、Terre de fer(半陶半磁器)ですので強度はしっかりしています。程よい貫入の入り具合や染みもいい感じです。割れやクラックはございません。

EMILE BOURGEOIS(エミール・ブルジョワ)は1863年にパリで陶磁器、クリスタルなどを扱うブティックを創業。1918年までのわずか50年ほど存在していました。そのため品数がとても少なく数あるフランス陶磁器でもなかなかお目にかからないブランドでした。
バックスタンプには “SEUL DEPOT A PARIS 17 RUE DROUOT” の刻印があります。これは恐らく彼がパリで最も初めに構えた EMILE BOURGEOIS の店舗の住所だと思われます。

その後パリで最も有名だったブティックの経営者となったエミール・ブルジョワは、自身の名前で1862年、パリの21 Rue Drouot に “Le Grand Dépôt” を立ち上げます。このエミールブルジョワの有名なフレンチスタイルの店は、当初英国の陶磁器製品に始まり、その後フランスの陶磁器を手掛けるようになります。オリジナルの窯元は南仏マルセイユにありパリの店で販売されていたそうです。

エミール・ブルジョワは1878年の初めてパリ万博に出展、その後の1885年、1900年の万博では銀メダルを獲得します。

1902年に閉店するまでエミール・ブルジョワ(1823-1926)は常にパリの人たちに上質な陶磁器を提供することに特化していました。それは常に彼の哲学であり続けました。

・France 19世紀後期

・サイズ デザート用:直径20.5cmx高さ2cm、ディナー用:直径23.7cmx高さ2.4cm

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

ONLINESHOP

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