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ベルギーの古窯BochのTEA GRINKERと名付けられたシュガーポット。
青が多いTransfer ware(転写陶器)の中で、珍しいRed transfer wareです。
「TEA DRINKER」のデザインはイギリスの老舗陶器会社William Smith & coのデザインにも見られ、1860年頃から1950年頃までヨーロッパで広く愛され使われてきたデザインです。同じお茶会のデザインでも少しずつ違いがあるそうで、例えば女性の横に居る犬が居なかったり、執事の立ち位置が違ったりしているそうです。
一面はTEA DRINKERの名の通り女性と男性が美しい庭でお茶会を開いている様子があり、花々を挟んで裏面には羊飼いの男性と4匹の仔羊達が描かれています。
白磁の経年の趣のあるものも好きですが、最近はこういったTransfer wareにも目がいくようになってきました。細かな描写で人物の表情やその時代の衣装、物などが描かれた絵を見ているのも楽しい。
以前ご紹介した天使達のティーボゥルや小さな子供のプレートなど、その人物の動きや表情、背景の木々や花々などとても愛らしいと思います。転写技術なので職人さんの腕前が見て取れるのも楽しみのひとつと思っています。
もとはシュガーポットですが、デスクやカウンターに置いて小物入れやキャンディを入れたり、絵を楽しみながら色々な用途にお使いください。
・Belgium 1900年初期
・サイズ:口径9cm×高さ10cm
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