デルフトタイルを ONLINESHOP に掲載致しました。下記の品番にリンクしていますので詳細をご覧の場合はポチっと押してください!何卒よろしくお願い申し上げます。

デルフトタイルは16世紀にオランダで生まれたタイルで、主にデルフトで製造されていました。のちには近郊のユトレヒトやロッテルダム、アムステルダムなどでも製造されるようになります。

もともとペルシャなどイスラム文化の影響を受けて発展しました。その後17世紀になるとオランダらしい田園風景、動植物、日常生活や子供たちをモチーフにした、シンプルで牧歌的なデザインが主流になります。

主に建物の床や壁(巾木などとして)などの装飾に取り入れられていました。「デルフトブルー」という言葉はこの陶器の色合いから生まれました。デルフトタイルはフェルメールを筆頭にオランダ人画家の背景などにもよく見ることができます。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」(1658年製作)の右下隅にデルフトタイルが見えています。製造年はタイルのサイズ、厚み、デザインなどによりある程度判断できるようです。

デルフトタイルの大きさは5インチ(12.7cm)が標準で、後期になると4インチや6インチの物も作られました。厚みは16~17世紀の物は0.6インチ(1.5cm)程が標準で、技術の進歩とともに後期には0.4インチ(1cm)、19世紀には0.2インチ(0.5cm)になったそうです。

裏面には剝がされた時に付着したモルタルがそのまま残されています。粘土の色合いが赤褐色が初期のもので、年代と共に徐々にクリーム色から灰白色となっていきます。

デルフトタイルは図柄だけでは正確な製造年を判別するのは難しいので、こういった点も参考になっているようです。

もうひとつ、デルフトタイルの特徴で四隅に小さなマークが印されています。これはコーナーモチーフといって、それぞれのタイルが並んだ時にひとつのデザインに見えるように工夫されています。そのモチーフは、蜘蛛、ユリの紋章、牛の頭などを抽象化したものとなっており、大変おもしろいデザインになっています。

本日店頭にお持ちしました。またオンラインショップは順次掲載致します。

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■花

左上:14,000円(税込)ot1847、右上:7,500円(税込)ot1850

左下:13,000円(税込)ot1848、右下:14,000円(税込)ot1849

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■人

左上:6,500円(税込)ot1840、中上:8,500円(税込)ot1843、右上:8,500円(税込)ot1841

左下:5,000円(税込)ot1842、中下:8,500円(税込)ot1845、右下:6,500円(税込)ot1844

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■動物

左:6,500円(税込)ot1837、中:12,000円(税込)ot1839、右:5,800円(税込)ot1838

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■田園風景

8,500円(税込)ot1846