一番初めのプジョー家の歴史は、創業者(父)のジャン・ピエール・プジョーが製粉所と搾油所を設立したのが始まりでした。

プジョー・フレール社は1824年にジャン・ピエール2世とジャン・フレデリックの兄弟 (Peugeot Frères )が、父から引き継いだフランシュ・コンテのモンベリアール、ヴァレンティニーにある製粉所を製鋼所として創業したのが始まりでした。当時は工具や刃物、スプリングなどの鋼製部品や大工道具などを作っていたそうです。

1842年に有名なペッパーグラインダーなどの発明により特許を取得、開発を始めました。

現在のライオンのマークは1858年に商標登録されたもので、その頃よりコーヒーグラインダーやペッパーミルなどの製作も始まりました。

1880年、アルマン・プジョーとマルスラン・プジョー兄弟は、商業用としてより耐久性のあるグラインダーを製造するため、ヴァレンティニー近郊に工場を建設しました。この工場は、現在の世界最大のコーヒーグラインダーメーカーであるプジョーSAの最初の生産拠点となりました。

現在のプジョーは自動車が最も有名ですが、本格的に自動車の開発を始めたのもこの頃からと云われています。

元々製鋼所だったプジョーのコーヒーグラインダーは、当初より鋼材(刃)に定評がありました。職人によって一つひとつ磨かれた古いグラインダーは、今でもコーヒーのプロたちに根強い人気があります。 

当時作られたコーヒーグラインダーは、ちゃんと手入れすれば今でも現役で使うことが出来ます。写真のT型は MOULIN FIN とも云われ本体はブナ材、蓋部はウォールナットの木で作られています。1850年~1930年まで製造されていました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です