1800年後半から1900年前半にかけてフランスのビストロで使われていたソーサー(Bistro plate)です。ビストロソーサーとかビストロプレートと呼ばれており、グラスに注がれた飲み物のコースターとしての役割と、その飲み物の価格(飲んだ杯数)を表す役割がありました。ソーサーに、注文した飲み物の価格(フランスフラン)が示されていて、ソーサーの色もその価格で統一されています。

注文するごとに皿は積み上げられていき、会計の際に店側がその色ごとの枚数を計算し請求するシステムだったようです。今の回転寿司のお皿と同じですね。飲み物の価格が大幅に変われば、店側は価格表示の部分を塗りつぶしたり、引掻いたりして表示を変えないとならなかったようです。ソーサーの裏面には、使用していたビストロの名前の入っているソーサーもあります。

このようなソーサーは、薬草のリキュール アブサン酒のソーサーとしても使われていたようですが、アブサンは低価格(セント)だったのに対し、高価格のフランの表示はアブサン時代のその後のビストロで使用されたものだそうです。磁器で作られたこのソーサーは、庶民が多く利用したビストロで毎晩使われてもそう簡単には欠けることのないよう、厚くしっかりと作られています。

ひとつのソーサーにも使われていた歴史があり、使い方や存在の理由、それに伴った材質、などを知るととても面白いと感じます。

・France  1800年後期~1900年前期

・サイズ:直径13cm×高さ2.5cm

・¥2800-(税込)/1枚

(状態、色共にそれぞれ違います。お気軽にお問合せください。)









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