春の買付け旅 2019年 3/12-22
3/21木 今日はフランス出国の日。 飛行機は夜便なので、アパートを出るのは16時頃になります。それまでオーナーが好きに使っていいよ~とフレンドリーなご対応!
メトロに乗ってどうしても見たかったヴィルヘルム・ハンマースホイ(Vilhelm Hammershøi)の展覧会へ…… 最終日に漸く時間が取れました。
とりあえず撮影した写真をご覧ください。
ハンマースホイは19世紀のデンマークの画家、ハンマースホイの描く作品はまさにサティの思い描く「家具の音楽」にピッタリあてはまります。 無彩色な色調に差し込む光を使った空間表現には、静寂な空気だけが流れているような錯覚に陥ります。
1900年前後に描かれた彼の作品の多くは室内画です。そしてその中に存在する人物の多くは彼の愛した妻のイーダが描かれています。 よろしければ以前書いた「素敵なBGM」の記事もご覧ください。
素敵なBGM16 Anne Queffélec と Erik Satie
とにかくすごく良かった〜 久しぶりに展覧会に行って感動しました。 展示されている、”Musee Jacquemart Andre” は17世紀のフランス貴族の住宅だそうです。その室内に展示されたハンマースホイの絵画の数々は本当に素敵でした。
なんと2020年1月より東京都美術館でハンマースホイ展が開催されるそうです。ご興味のある方は是非!
展覧会後まだ少し時間があったので、今回まだ一度も行ってない(笑)セーヌ川を見にメトロでシャトレ駅へ。
シャトレからシテ島、セーヌ川を渡って、ぶらぶらとサン=ミシェル、オデオン、サン=ジェルマン方面へ。 先週までの雨と寒さとは打って変わり、今週は暖かくて天気も良く、いい日和でした。
サンミシェルからオデオン界隈って表通りはおみやげ屋さんばかりですが、ちょっと1、2本裏に入ると、何気に面白い店があります。個性的な雑貨店やヴィンテージ店、古くて美味そうなビストロが軒を連ねてたり。
美味しいジェラード店を見つけたり、裏道の楽しみを味わえます。
結論、アパートに戻ったのは16時前、最後の片付けをして大量の荷物と共にアパートを出ました。アパートの前がたまたまタクシー乗り場ということもあり、空港まではいつもタクシーで向かいます。これは荷物が大量なのと、パリ市内から空港まではいくら掛かっても定額料金と決まっているからです。空港まで50ユーロ、左岸だと55ユーロ。リムジンバス3人分とほぼ同じ金額です。私たちのように荷物が多い場合はタクシーの方がおすすめです。
CDG空港までの高速は酷い渋滞で1時間半以上掛かりました。普通はパリ市内からは1時間位で着きます。 19時30分のフライト、既にチェックイン手続きは始まっていて、カウンターには長蛇の列が出来ていました。 オンラインチェックインは事前に済ましているので、ここではバゲッジドロップのみ。幸いセキュリティチェックと出国審査もすんなり通過。無事搭乗ゲートへ。
CDG~北京への飛行機はB777-300、席は3-3-3の配列でゆったりしてました。私たちは中央の列でシート幅も足元も標準的でいい感じ。今回機内はほぼ満席だったのに、たまたま隣りが空席だったのでとても楽でした。スタッフも笑顔でテキパキ仕事されてました。騒ぐ人も無くとても快適。 これから北京まで約10時間、トランジットが3時間で羽田到着は翌日20時の予定です。
出発して間もなく機内食が出てきて、食事後はまたすぐに寝入ってしまい、起きたら到着の1時間前でした。
日付け変わって3/22金、 現地時間12時00分北京到着。ここで約3時間のトランジットなんですが、私たちはトランジットに余裕があったので良かったです。
北京空港のセキュリティーチェックはウワサ通り本当に厳重でした。凄い時間掛かります。北京を経由する時は乗り継ぎ時間は余裕を持って計画する事をくれぐれもお勧めします。
北京から東京へは約3.5時間。 機材は往路の上海-パリと同じくエアバスのA330-200。座席の配列も同じく2-4-2、両サイドや通路、足元も狭く感じます。北京出発が1時間弱遅れて16時30分頃出発、でも羽田空港到着は定刻の20時30分とほぼ予定通りでした。
荷物も入国審査も問題なく通過し、20時50分発の吉祥寺行きリムジンバスで帰ります。マイホームタウン吉祥寺まで後少し、今回の買付けの旅も無事終了です。あとは送った荷物が無事届く事を祈るばかりです。
今回の買付けの旅日記はこれで終わりです。毎度毎度読みにくい文章で申し訳ありません。長々とお読み頂き誠にありがとうございました。