18世紀後期から19世紀初め頃に使われていた岩塩を入れるための木箱。上部には結晶状態の岩塩を入れ、下部の引き出しに粉砕して削って細かくした塩を入れて使っていたそうです。琺瑯製の塩入れは良く見かけますが木箱になっているのは初めてです。木の材質は無垢のウォールナット、程よく飴色になった堅い木肌や杢目、使われている金物のアンティーク感がとても良いです。初め見た時は郵便箱かと思いました。上部に壁掛け用の穴加工があり、上蓋を開けて使う形式なので、実際に郵便箱としても使えそうです。
・France 1750年~1820年代
・サイズ:縦15.7cmx横21.6cmx高さ37cm