前回もご紹介しましたワグナーのフィギュアをもうひとつ。こちらは小さな親子連れの3匹のわんちゃん。ウールフロックというウール等に吹付け加工が施されています。ベージュ色に茶色の模様がそれぞれ入っています。レッドアイにきりっと眉毛がちょっとヤンチャそうな表情。でも横から見るととても可愛いです。おそろいの赤い首輪で真鍮の鎖につながれてます。子供のわんちゃんは一匹はお耳がありません、もう一匹は後ろ左足がありません。
ワグナー社は第二次世界大戦開戦直後の1940年、ドイツの彫刻家のフリッツ・ワグナーによってローゼンタールに芸術工芸品のワークショップとして創業。戦後、東西ドイツ統一直前の1988年までの約48年間、子供たちに愛らしいフィギュアを作り続けました。
ワグナー社が制作したこの動物のフィギュア(ぬいぐるみ)は、今でもヨーロッパではコレクターが多く、特にリアルファーのアイテムはプレミアが付くほどの評価を受けています。本品には”the monkey-head label” ラベルが付いていて、これはワグナー社が1951年~1965年に製作した証になります。本品はリアルファーではありませんが、職人によってひとつひとつ手作りで作られた顔の表情は同じ物がふたつと無くとてもチャーミングです。本品は少し損傷もありますので特別価格での販売とさせて頂いております。
・West Germany 1951-1965年
・サイズ:(大)全長7cm×高さ5.5cm、(小)全長4cm×高さ3.5~4cm
・OR0419 SOLD