
ムタディエール(Moutardier)はフランス語でマスタードポット(調味料入れ)のこと。
ショワジー・ル・ロワはパリにほど近いイル・ド・フランスの古窯として有名です。製陶工場は1805年に創業しました。またガラス工房は数年遅れて1820年に設立されました。
1840年代にはローマから伝わったミレフィオリ技法の導入により、バカラ、サンルイ、クリシーなどのクリスタレリーと共に多くの作品を制作し成功を収めました。
1890年代後半にセーヴルのガラス工房から来たレオン・ウダイユがガラス工場を引き継ぎます。彼はテーブルウェアやシェードの制作などにも精力的でした。
当時フランスで全盛期だったアール・ヌーヴォー様式を取り入れた作品を、クリスタルガラスで製作する工房を設立し、上質なガラス製品の制作をしていました。
本品もその当時のものと思われます。透明と擦りガラスを巧みに取り入れ、植物の葉をモチーフに美しいレリーフがガラス全体にデザインされています。裏面に Choisy-le-Roi の刻印とDEPOSE の記載があります。細かい小さなガラスの欠けが数点あります。ガラスは重く重厚感があります。どの方向から見ても趣きのある一品です。
・France 1900’s前後
・サイズ:直径約8cmx高さ約10cm(MAX)
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