フランスの古いポ・ア・クレームは白とアイボリー色の2点

「ポ・ア・クレーム Pot a Crème」は、19世紀頃よりフランスなどでよく使われていた、カスタードやチョコレートなどのクリーム状のデザートを盛り付けるための陶磁器のポットを指します。

かつては貴族の食卓でクリームデザートをサーブするために使われましたが、現在はシュガーポットや小物入れとしても使われています。小さなカップに乾燥を防ぐための蓋と、片側に小さな取っ手がついているのが一般的です。左手の白の方はかわいいリングハンドルがついています。

アイボリーの方は両持ち手タイプでクリームポット以外にもシュガーポット、キャンディーポット、マスタードポットなど様々な物を入れるポットとして使われます。

こちらは上蓋のつまみや両持ち手にアカンサス模様(植物)が施されています。

どちらにも刻印はありません。状態は良好です。

「シュクリエ(sucrier)」はフランス語で「砂糖入れ」という意味です。

写真だと大きく見えますがそれ程でもありません。直径12cmx高さ16cmくらい。シュクリエは少人数用のスーピエールとしても使用されることがありますので、それくらいをイメージして頂ければいいと思います(スープ二杯分くらい)

美しいアイボリーの陶肌と釉薬、細かな部分まで作り上げられた装飾の造作。作陶は19世紀後期のモントロー窯です。この頃のモントローは優しく気品のある色合い、美しい曲線と装飾、まさに「静かに佇む」という言葉がぴったりくると思います。

横持ち手の一部に欠けがあります。本体の縁に小さな欠けがあります。蓋の部分に一点小さな染みがあります。それ以外は非常に良好な状態です。

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