
モシュリンヌ小さな木箱 Grasse
蓋の左上に小さく書かれた Grasse は、南フランスのプロヴァンス地方にあるグラース「世界香水の首都」として知られる香水産業の聖地。
白と黄色の花束が静かに描かれた手のひらに乗るほどの小さな木箱です。小物入れですが、このサイズですと当時はスタンプ(切手や印紙など)入れとしても使われていました。
丁番は真鍮製、若干のぐらつきがありますが使用するのに支障はなさそうです。上蓋の右手前が欠けています。経年変化によるオリーブの渋い色合いと木目がとても美しい一品です。
モシュリンヌ・ボックスは1900年代初めにスコットランド南西部の Mauchline で制作されていた木工民芸品。オリーブの木を使ったこの木工品は1930年頃まで作られていました。当時はフランスやスイス等、ヨーロッパ各地の観光地にスーベニールとして輸出されていました。オリーブの美しい木目に蓋には花や鳥など自然をモチーフとした絵が描かれました。
元々数の少ないモシュリンヌですが、草花の絵がハンドペイントされている物が多く、木象嵌された物もあります。
・England 1900-1930年頃
・サイズ:縦5.2cmx横6.5cmx高さ3.4cm
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