マロンを抽象化した絵柄のカフェオレボウル。

第二次世界大戦は1945年にドイツが降伏、その後連合軍による占領時代が始まります。1949年に連合軍(イギリス、フランス、アメリカ)とソ連との関係が悪化、ドイツ国は東西に分割されます。西ドイツを連合軍が、東ドイツをソ連が統治する時代が40年も続きました。

本品はそんな時代、1950年から1960年代頃の旧東ドイツ(GDR)German Democratic Republic で製造された物になります。

アイボリーがかったホワイト地に焦げ茶色のツートーンで、縁部分のドットがとっても可愛らしい。全体的に温かみのあるぽってりとした雰囲気のボウルです。

製造したシュタイングートヴェルク・トルガウ(Steingutwerk Torgau)は、ドイツ・ザクセン州トルガウにある製陶工場。 この工場は1925年に Villeroy & Boch の生産拠点として設立されましたが、1948年に国有化され、東ドイツ時代にはソ連の支配下におかれ、VEB Steingutwerk Torgau として陶器や磁器から食器や衛生陶器を製造していました。「VEB」は旧東ドイツの国営企業であることを意味します。1990年には冷戦の終結とともに、東ドイツは民営化され、工場は再び Villeroy & Boch に変換されました。

裏面には、GDR 中央には Torgau の頭文字の「T」の字を図案化したマークが刻まれています。ISA5 は商品の登録記号のようです。

・東ドイツ 1950-1960’s

・サイズ:口径13.5×高さ6cm

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