ブルゴーニュ地方のフランシュ・コンテのクレールフォンテーヌ修道院は、1131年から1791年まで存在したシトー会の修道院。1791年のフランス革命時に建物は国有財産として売却され、地元の商人の手に渡りました。その後1804年に陶器工場に置き換えられ、1932年までクレールフォンテーヌ製陶工場(Faiencerie de Clairefontaine)として運営されていました。
“Terre de Fer” は商業的な名称で、土器と磁器の中間にある上質な陶器を指すもので、陶器にミネラル化合物である長石とカオリンを混ぜて、より白く耐性のあるものにしました。
鉄粘土は1770年頃にフランスに登場し、産業革命後に本格的に広まり、1900年頃に最盛期を迎えました。
いかりのマークの左右に頭字語 “L.G.” が刻まれている刻印は、クレアフォンテーヌ製陶工場を管理していたのがレオン・グレイヴスであるためで、1894年から1913年の間に製造されたものになります。
1914年から1918年にかけての第一次世界大戦によって工場は大きな損害を受け、1930年代の経済危機により1932年に会社は閉鎖されました。
<歴代のマネージャーによってバックプリントの頭文字が変わります>
1804-1833年 JFE ジャン・フランソワ・エストレンヌ(Jean-François Estienne)
1833-1860年 JBR ジャン・バティスト・リガル(Jean-Baptiste Rigal)
1860-1885年 RS エミール・リガルとジュール・サネジュアン(Rigal / Sanejouand)
1885-1893年 RG ジュール・サネジュアン、レオン・グラブス(Sanejouand / Graves)
1894-1913年 LG レオン・グラブス(Léon-Graves)