
小さな長方形の木製金箔フレームミラー
華やかなロココ調の装飾、四隅にゴールドトーンのアクセントの着いた金彩フレームです。壁掛け用に裏面上部に金物が付いています。奥行が3cmほどありますので小さい割に重厚感があります。
木製額のベースにジェッソを塗って立体的な造形を作り、その上から金彩を施して仕上げています。
ジェッソとはイタリア語で石膏のことで、絵画や工芸で使用される白いアクリル系の塗料、キャンバスや木板などの素材に塗布することで表面を平滑に整え、絵具の定着性と発色を向上させる役割を担う「地塗り剤」です。
裏面の厚紙と額装用テープは後日張替えられたものと思われます。古い額装の特徴で裏紙は当時の細い針釘8本で押さえられています。そのため鏡を取り外して額として使用することが可能です。
左端上部に僅かなクラックがありますが躯体に影響はなく、19世紀のアンティークフレームとしては大変良好なコンディションです。
・France 19世紀
・サイズ:縦20cmx横15cmx奥行3.2cm
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