ローズウッド材の美しい木箱

ローズウッド(Rosewood)は茶から赤茶の美しい木肌色の広葉樹。日本では紫檀(シタン)とも呼ばれています。ローズウッド材は重硬で、ヤニを多く含むため耐虫害性や耐候性があり、腐敗せず長持ちすることから、古代から世界各国で高級家具、唐木細工、楽器などに使われてきました。

原産地はインドやマダガスカル、中南米、アフリカなどで、東南アジアのものは人工的な植林によるものだそうです。現在では違法伐採による資源の減少のため、ワシントン条約により厳しく取り締まられています。

本品はそんな1900年代中期ごろのローズウッド材を使用した木箱。もとはヒュミドール(シガー)ボックスだったもの。無垢のローズウッドの木目がとても美しい一品です。表面は丁寧に磨き上げられ、内部はマットな仕上がりになっています。上蓋に “M.G.” と彫られてあります。これはシガーメーカーの名前でしょうか。ローズウッドは比重が高く密なため大変重みがあります。本品は大変良好な状態ですが、蓋や底板に1ミリ程の浮きがあります。箱の裏面には緑色のフェルトが貼られています。

・France 1950-60’s

・サイズ:横23.7cmx縦17.8cmx高さ8.8cm

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