

フランスの古いトリベット2点。
黒い方はクーザンス社製で鋳物の裏面に「Made in France」と「Cousances」の文字が刻まれています。深緑の方はル・クルーゼ社のもので表面下部に「Le Creuset」と刻印されています。どちらも明確な製造年は不明ですが、フランスミッドセンチュリーのヴィンテージ品だと思われます。
クーザンスやル・クルーゼのアイテムは薄っぺらい鍋敷きとは違い、ずっしり重みのある高級感のある鋳物琺瑯です。
サイズは直径21cmくらいありますので大型の鍋やフライパンを置くことも出来そうです。
現在のル・クルーゼもそうですが、高品質の鋳物琺瑯は一生ものと言われています。使えば使うほど味が出てきます。
デザインはほぼ同じで、現在の物と違って渋めの色合いが素敵です。
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<Cousances France(クーザンス)>
クーザンス社(Les Hauts Fourneaux Cousances)はフランスにある世界最古の鋳物工場。クーザンス・レ・フォージ(Cousances-les-Forges)は、北フランスのロレーヌ地方にある町の名前です。今から500年ほど前、クーザンス鋳造所は1553年から鋳鉄製の鍋を作り始めました。蓋付きの肉厚な鍋(ダッチオーブン)の祖とされています。その後鋳物にエナメル加工を施したフレンチオーブンの製造に成功します。それから4世紀後の1957年に新鋭ル・クルーゼに買収されましたが、1980年代初頭までこのブランドで調理器具を製造し続けました。
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<Le Creuset(ル・クルーゼ)>
ル・クルーゼとは、「るつぼ」あるいは「大釜」を意味するフランス語だそうです。ベルギーの2人の実業家、アルマン・デザエガー(Armand Desaegher)とオクターヴ・オーベック(Octave Aubecq)がブリュッセルで出会い、ル・クルーゼは1925年、北フランスの小さな村「フレノワ・ル・グラン」に設立されました。200年以上も前からこの地で作られていた鋳物ホーロー鍋に、初めてカラーリングをほどこす技術を発明し、初めてフレンチオーブンの製造に成功しました。
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・France 1940-1960’s
・サイズ:(約)直径: 21cmx高さ2.9cm
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<クーザンス社製 黒琺瑯>





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<ル・クルーゼ社 深緑>






