
フランス、ペルノビスケット社の1920年代の古いブリキの小さなティンケース
ブリキでできた小さな薄いティンケースで表面には薄いブラウン系の花と植物の華やかなアラベスク模様で囲まれています。当時のアールヌーボーに強く影響を受けてた有機的なモチーフや自由な曲線によるデザインとなっています。
表面には、”Madrigal” Dessert Sec Exquis Leger とあります。
“Madrigal” マドリガルは商品名で14世紀イタリア発祥の歌曲形式のこと、16世紀ルネッサンス時代に多くの作品が作られ、17世紀に入るとカンタータに移行していきました。
“Dessert Sec Exquis Leger” は「絶妙な軽いドライデザート」という意味。
裏面には “Biscuits Pernot Dijon” と表記されています。

ペルノビスケット工場は1869年にオーギュスト・ペルノ(Auguste Pernot)によって、フランス中東部ブルゴーニュ地方のディジョンに設立されたマスタードとビスケットの工場です。
ディジョンはフランスのマスタードの生産地として有名な地ですが、ペルノビスケット工場はフランスの老舗ビスケット工場として1世紀にわたり、ビスケット、お菓子、マカロン、ガレット、ウエハースなど、さまざまな製品を製造してきました。長持ちさせるために二度調理する必要があるため、『ビスケット(二度調理)』という名前が付けられました。


・Frannce 1920’s
・サイズ:6cmx6cmx1.4cm
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