本品に刻印はありませんが、サービス名は “CELTIC” といいます。

“CELTIC” は『ケルト』のことで古代ローマでは「未知の人」を意味するそうです。現代ではケルト人は、アイルランドやスコットランド、ウェールズ人のことと言いますが、正式には民族を表す言葉ではないんだそうです。

そのため Wiki によると歴史学などでは、「ケルト人 (Celts) 」という言葉は使わず、先住の人々のことを「ケルト系 (Celtic) 」という言葉を便宜的に使うそうです。ケルト人は移動を続け定住せず、文化も様々、そのためキリスト教進出以前にヨーロッパにいて、ゲルマン人のようにキリスト教に帰依しなかった民族の総称として表現をされることもあるそうです。非常に複雑。

 ケルトの伝統的なデザイン(ケルトノット)は、さまざまな結び目と装飾の様式化されたグラフィカルで連続したデザインのことをいいます。

スパイラル、ステップパターン、キーパターンは、西暦450年頃に始まったケルト人に対するキリスト教の影響以前のケルト美術の主要なモチーフで、これらのデザインは動物、植物などの描写が取り入れられました。

本品は縁柄にロカイユ模様が取り入れられた古典的なデザイン。貝殻に抽象的な花の絵柄をモチーフとしています。

直径21cm程の大きさはデザート用にもディナー用にも使えるサイズ感です。縁柄のグリーン色には少しブルーが入っていてとても優しい色合いです。表面には表面の釉薬の細かな貫入があります。ヒビ、欠け、クラックなどはありません。

美しい抽象化された文様と緑と青を合わせような色合いがとても素敵です。

Faïence de Salins

もともとスイスに近いブルゴーニュ フランシュ コンテ地方のサラン・レ・バンにあったフランスの古窯。サラン製陶工場(Faïence de Salins)は1857年に設立され、その後まもなく工場は高級陶器を専門とした製陶工場になりました。19世紀後半から20世紀初頭にかけて、サラン陶器工場は多くのフランス産陶磁器を製造しましたが、1912年にサラン窯はロンシャン製陶工場に統合され、1968年までサラン窯の運営を行いました。その後サルグミンヌに吸収され1998年にすべての生産が終了しました。

・France 1910’s

・サイズ:直径21.5cmx高さ1.8cm

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