Longchamp の白のオクトゴナルカップアンドソーサーのセット

このカップアンドソーサーを見た時の第一印象はあのアスティエでした。

黒い土に白い釉薬をかけて作られたアスティエ・ド・ヴィラッド ASTIER de VILLATTE のような素敵なカップアンドソーサーのセットです。こちらは50~60年くらい前にロンシャン窯で作られたもで、アスティエより古いものです。丸みを帯びた八角形のカップの中腹とソーサーの縁に、小さな立体的なドットを施したデザイン。

少し厚めにかけられた釉薬の垂れや僅かな貫入による染みがありますが、1960-70年代当時の美しい白が保たれています。

LONGCHAMP(ロンシャン) はフランス東部、ブルゴーニュ地方のディジョンの東にある小さな村で、陶芸家とブルゴーニュ公国の保護のもと、15~16世紀頃から陶器の製造が行われていました。当時はフランス王国に対するブルゴーニュ公国の覇権を示すための憲章タイルなどを製造していたそうです。

ロンシャン窯は、1832年にクロード・ファル・マティロンによって Manufacture de LONGCHAMP が設立。その後1867年、ロベール・シャルボニエによって Faïenceries et tuileries de Longchamp が設立されます。

 1964年当時、従業員数は230名、年間400万個を生産し、主にデパート(サマリテーヌ、ギャラリーラファイエット、ボン・マルシェなど)で販売されていました。1990年にビレロイ&ボッホに買収され、2009年にその幕を閉じました。

・France 1960-1970’s

・サイズ カップ:口径5.7cmx高さ7cm、ソーサー:直径13cm、

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