Grey-Poupon のマスタードポットのご紹介。Felix Potin のコンフィポットと同じくらい好きなアイテムです。
ディジョンマスタード(Moutarde de Dijon)は、フランスの伝統的なマスタードで大変古い歴史があります。ブルゴーニュ地方にあるディジョン市の地名がそのまま名付けられ、中世後期にはヨーロッパのマスタード製造の中心地でした。
ディジョンは古くからブルゴーニュワインとマスタードシードの産地で、ヴェルジュverjus(未熟なブドウの酸性ジュース)とマスタードシードを使ってマスタードを作りました。
グレイ・プポン(GREY POUPON)は、そのディジョンで生まれたマスタードブランドのひとつです。
1866年、モーリス・グレイと友人のオーギュスト・プポンは連名で合資会社「グレイ・プポン・マスタード会社」を設立しました。1885年、マルセイユで設立されたフランスのマスタードとピクルスの会社(MAILLE)と合併。その後、Maille と Grey Poupon はディジョンでマーケティングを開始、現在もそのブランドは生き続けています。
本品はどちらも1800年後期にサルグミンヌ窯で作陶された、グレイ・プポンの古いマスタードポットです。状態も良く、ヒビ、欠け、貫入なども殆ど見られません。キッチンやダイニングテーブルに花器としてお花など飾ってみてはいかがでしょうか。
・France 1875-1900’s
・サイズ:(大)直径7.5cm×高さ12.6cm、(小)直径6.6cm×高さ9.4cm、
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