先日、お立ち寄りくださったお客様に、大好きなフェリックスポティンのブルーコンフィポットをご購入頂きました。
それでフランスのディーラーに新たなポットを送ってもらいました。再びお店に展示されたポットを眺めながら心癒されています。
今回入手したのは FP0.25、前回の0.40より少し小さい標準サイスのもので、2点入手しました。ひとつはホワイト地が美しいタイプ、もう一つは貫入の入ったベージュ色の渋いタイプ。あえて違う趣きのものを買い付けました。どちらにも下部高台部分に1cmほどの欠けがありますが、置いてしまうと見えません。
どちらも1880-1920年のリュネヴィル窯の作陶です。
フェリックスポティンは、19世紀初頭創業のパリの老舗のスーパー(今でいうところの)で、独自の工場で自社製品の製造もしていました。自家製ジャムは人気商品で、これらのコンフィチュールポットにジャムを詰めて量り売りしていたそうです。
フェリックスポティンの名入り品は、母国フランスだけでなく世界中の人気アイテムです。100年以上前のもののため良好な状態で残存しているものは少なく、近年では大変希少価値が高まっています。
このポットは、当時まさにパリで生活する庶民に使われていたものです。
古いパリの町の想い出、そして私たちを過ぎ去った当時のパリの優雅な時代へ誘ってくれる貴重なアンティークアイテムです。
Félix Potin について… Félix Potin
・France 1880-1920’s
・サイズ:直径9cmx高さ13cmくらい
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