
VIANEY FRERE(ヴィアニー・フレール)のテリーヌ
“quai de la Rapée Paris 98”,(ケ・ド・ラ・ラペ)はリヨン駅正面のパリ植物園そばの1892年、建築家ジョン・モノッドによって建てられた古い建物です。1910年にヴィアニー兄弟(VIANEY FRERE)はそこに豪華なホテル・メディテラネ(Hôtel Méditerranée)開業しました。
第一次世界大戦により建物は1920年にパリ市に売却され、のちのフランス赤十字社に賃貸され、貧しい人々のための緊急避難所となりました。
こちらは恐らくホテル・メディテラネで使われていたテリーヌではないかと思います。ヴィアニー兄弟はその後1926年に破産してしまいますが、戦前の隆盛期の遺品となってネーム入のテリーヌが残りました。
本品の作陶はフランスの古窯、Hte Boulenger & Cie Choisy le Roi 窯になります。
ぽってりと厚みのある Terre de fer で蓋の装飾がとても素敵です。蓋には2cmほどの細いヒビが入っていますが、厚みあるため使用に影響はありません。容器には貫入染み傷があります。表面の釉薬はとても滑らかです。
・France 1900’s初期
・サイズ:直径10.8cm×高さ8.5cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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