
カンペールファイアンス工場はルイ14世の時代、1690年に王家により設立されます。
フランス・ブルターニュの最西端カンペール地方に作られた工場は、王立の工場制手工業としてアシュべー・アンリオ・ファイアンス陶器工房 (Faïencerie HB-Henriot) として、現存するフランス企業の中で最も古い企業のひとつです。

現在でもアンリオ・カンペール(HENRIOT-QUIMPER)という社名で、代々受け継がれる手作業の技法で、すべてひとつひとつ制作されています。
カンペール陶器の特徴は、職人の独自の筆遣いで描かれた人物、花や鳥などです。
本品にも外側にはカンペールらしいクラシックな草花のデザイン装飾、内側には19世紀のブルトンの伝統衣装を着た女性の姿が描かれています。カップ底面には職人の手描きで書かれた HB Quimper の刻印があります。
内部底面にごく僅かな貫入が見られます。女性の絵の顎に白いものが見えますがこれは白い釉薬の浮きです。キズや凹凸でがありません。
・France 1940’s
・サイズ:口径11cmx高さ4.8cm
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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