フランスの古い蓋付きミルクジャグです。
深く厚いコバルトブルーのエナメル加工が残る中型のジャグです。
読み難いですが底面にホワイトで薄っすらサインが残っており、恐らく Sté AUSTRIA B.Frères 「オーストリア B.フレール社」と刻印されています。
詳細は不明ですがこのサインは１８９５年にソシエテ・オーストリアが創立して以来使用されている刻印のようです。
かの有名なオーストリアのエナメルメーカーBB社のサインとも類似しており、関連会社ではないかと思います。
BB社は１９００年代初頭に高品質の厚いエナメル製品で知られていて、多くのアイテムをフランスに出品していました。
内側はホワイト、水漏れはありません。
部分的な琺瑯の剥げがその古さを醸し出しています。
蓋は垂直に立ちますので、お花を活けたりできそうです。
・France 1900年代前期頃
・サイズ：高さ14.5cm、胴回り9.5cm、
詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。
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