French Bouillon soup pot フランスのブイヨンポット 

19世紀フランスで使われていた、肉や野菜の濃縮スープを作るためのポットです。厚みのある白磁のゆったりとしたポットで蓋はピューターで出来ています。

肉と肉汁をポットに入れベインマリー(湯煎)に浸漬して加熱して調理をしていました。厚い磁器としっかりしたねじ込み式のピューター蓋で作られたポットは、現代の圧力鍋の原型となっています。

厚い磁器ポットは長い時間スープを熱く保ちます。こういったポットは当初はオールピューター製で作られていました。後により衛生的な磁器で作られるようになり、この後にエナメル金属でも生産されるようになったそうです。

19世紀当時は肉のスープは、病気や体の弱い人の体力を回復するための薬としても使われていました。スープポットは薬用スープを長時間熱く保つことが出来たため、指定された時間に温かなスープを患者に与えることが出来ました。

ポット下部の高台部分に3つの小さな穴があります。これはベインマリーで調理中、沸騰時に発生する気泡を逃がしポットが倒れないようにする工夫だそうです。

・France 19世紀

・サイズ:口径10cmx高さ:16.5cm 最も広い直径:14cm

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