20世紀初頭フランス製の茶色のドクターバッグです。

これまでも当店でたくさん取り扱ってきました大好きなアイテムのひとつです。しかしなかなか状態の良い物に出会うことが出来ず、いつも買付けでは苦戦してしまいます。そんな中今回は比較的良品なドクターバッグを見つけました。

表革はルイ・ヴィトンのエピのような型押加工が施されたデザイン。革の状態はカバン両側面には革にひび割れがあります。正面裏面は良好な状態です。本品は内張りも革で作られています。日本に到着した時は内部四隅の革が切れていましたので当方で修復しました。革の裏側に革をあてがい革用糊で貼り合わせてあります。見た目には殆どわからない感じになっています。

内張りの革は美しい飴色になっていてますが、底面に黒いインク染みのような染みがあります。ひととおりワックスがけをして仕上げてあります。ハンドルと金物は良好です。革は馴染みやすい柔らかさになっています。

ドクターバッグは上部のフタが180° パカッと開き、鞄の中が見やすいように作られています。当時お医者さんが訪問診察の時に持って行くための鞄でした。

センターの金物を横にスライドして開きます。口金の中心には鍵穴がありますが本品は鍵が紛失してしまっています。

・France 1910’s

・サイズ:横幅27cmx奥行11.5cmx高さ17.5cm(持ち手含まず)

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

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