南仏、地中海に面するプロヴァンス地方の名が付けられたシリーズのラヴィエ。四方にアカンサス文様を配したシンプルなデザイン。柔らかなグリーンに経年変化による貫入や染みがアンティーク感を醸し出しています。

裏の刻印を見ると Digoin Sarreguemines のU&C時代の作陶であることがわかります。

サルグミンヌはフランスの東、ドイツ国境に近いモーゼル地方にある町。

1870年の普仏戦争によりフランスはプロイセン(現ドイツ)に敗北、フランクフルト条約によりサルグミンヌのあるモーゼル地方一帯はドイツに分割されてしまいます。

当時サルグミンヌはフランス籍であることを守るために、1876年にドイツ領のUtzschneider&Cie(U&C Sarreguemines )とフランス領の Digion et Sarreguemines の2つに会社を分割しました。

その後、第一次世界大戦のドイツ敗戦でモーゼル地区はフランスに返還、サルグミンヌ製陶工場もすべてフランス籍の戻りました。U&C はその名残を残す名称です。

A、B、2点在庫があります。

・France 1900年初期

・サイズ:縦13.2cmx横26.5cmx高さ3.9cm

・13,000-

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

A

B