今日も好天!今週はいいお天気に恵まれていますね。大江戸骨董市もきっと盛況でしょうね。たまには行きたいな~でも今日は吉祥寺もすごい賑わいですよ。私は今日も吉祥寺で店番しています。ご来店お待ちしております。。。。

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マスカロン(Mascaron)とは、中世以降、教会などの施設に悪霊が侵入しないように入口に取り付けられた、恐ろしい人間の姿を表現する装飾品のことを云います。

窓やドアのアーチまたは屋根の庇部分に様々に彫刻されたモディヨン(柱頭彫刻)もそのひとつです。後には住居に侵入しようとする悪霊を取り除くため、一般の住宅の入口や窓などにも取り入れられるようになります。

本品はカフェオレボウルより少し大きめなサイズの器に、2つのマスカロンが取り付けられています。フランスの古窯、Gien の作陶で、年代はかなり古く Gien が創業を始めた当初、1834年から1844年頃に使われていた刻印が裏面に入っています。これは私が出会ったジアンの中で一番古い刻印です。

16角に模られた陶器にはやわらかな白釉が施され、16本の縦に細く青いラインが入っています。非常に古い作陶ですので状態は欠けや染み、釉薬の剥がれやヒビなどもございます。ただそれを超越した時間の流れのようなものをこの器には感じてしまいます。

・France 1834-1844年

・サイズ:口径12cm×高さ9.5cm

詳細写真はONLINESHOPにてご確認ください。

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