EMILE BOURGEOIS エミール・ブルジョワ(1823-1926)は19世紀後半にパリで陶磁器、クリスタルなどを扱うブティックを創業。1918年までの約50年ほど存在していました。そのため品数がとても少なく数あるフランス陶磁器でもなかなかお目にかからないブランド名です。
バックスタンプには “SEUL DEPOT A PARIS 17 RUE DROUOT” の刻印があります。これは恐らく彼がパリで最も初めに構えた EMILE BOURGEOIS の店舗の住所だと思われます。

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19世紀のパリで最も有名なブティックの経営者となったエミール・ブルジョワは、自身の名前で1862年、パリの21 Rue Drouot に “Le Grand Dépôt” を立ち上げます。このエミールブルジョワの有名なフレンチスタイルの店は、当初英国の陶磁器製品に始まり、その後フランスの陶磁器を手掛けるようになります。オリジナルの窯元は南仏マルセイユにありパリの店で販売されていたそうです。

エミール・ブルジョワは1878年の初めてパリ万博に出展、その後の1885年、1900年の万博では銀メダルを獲得します。

1902年に閉店するまでエミール・ブルジョワは常にパリの人たちに上質な陶磁器を提供することに特化していました。それは常に彼の哲学であり続けました。

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